ぎっくり腰の治し方
急に発生する腰痛の総称であるぎっくり腰は、その激痛から欧州では魔女の一撃とさえ言われています。医学的には急性腰椎症や腰椎捻挫と言われ、重いものを一気に持ち上げたときはもちろん、屈んで落としたものを拾ったときなどにも何の前触れもなく急な激痛に襲われ、その場に立てなくなるほどの状態になります。

原因

これは腰椎頸椎板の一部が破裂したり、椎間板ヘルニア、腰部椎間板関節症、腰椎圧迫骨折などが原因と考えられていますが、軽い症状であれば安静にすれば数日で痛みが引くのが特徴でもあります。しかし再発も多いために、予防や治療をし腰のケアをしておくことが大事です。

何の予兆もなく、「グキッ」とした衝撃とともに強烈な痛みが腰周辺を襲うぎっくり腰は、原因については人それぞれで違うとされています。ただ、背骨を構成する骨が異常をきたすことで周辺の神経を圧迫させるため、強烈な痛みが襲ってくるようです。

この立っていられないほどの痛みは、歩くたびに腰に響くためゆっくりでなければ歩けなかったり、椅子に座れない、おじぎができない、身体を反れない、寝返りが打てない、咳やくしゃみが腰に響いてしまう、お尻のえくぼあたりに痛みが走るなど、日常生活に多大な支障をきたしてしまうのです。

メカニズム

このぎっくり腰になってしまうメカニズムは、まず不自然な姿勢や過負荷により腰に負担がかかります。それによって腰に疲労が蓄積し、筋肉が固まって伸び縮みしにくい状態になります。そして重いものを運ぼうとしたり、屈んでものを取るときなどが引き金となり腰周辺に炎症を起こし、ぎっくり腰になってしまうのです。

このようになりやすい状態から何かのきっかけで発症してしまうことが多く、再発することも多いのです。

痛む部位

痛む部位

このぎっくり腰で痛む部位は、仙腸関節の損傷、腰椎の損傷、背筋や筋膜の損傷とされています。腰よりもお尻の上あたりにある仙腸関節は、この部位をひねったために痛みが生じるとされています。

またここを損傷してしまうと、骨盤の上にある背筋まで緊張してしまい痛みが出てしまいます。それによって太ももの後ろやふくらはぎにも関連痛と呼ばれる痛みやしびれを伴うことが多くなります。

腰椎の損傷は、骨盤の上のにある背骨の腰椎部分に痛みが出るとされています。この部位の損傷だと背骨沿いの背中起立筋や回旋筋などの背筋が緊張して痛みが出ます。また下肢に神経根が圧迫されて根性痛というものを起こす痛みと、関連痛を起こす痛みの2通りがあるとされています。

背筋や筋肉を包んでいる線維性の膜である筋膜が損傷された場合、その部位に痛みを感じます。ただ、腰椎や仙腸関節に問題がなければ、背筋野戦膜を損傷することはないとされています。ですので原因は上記2つの合併しているものだと考えられています。

 

治療

 

ぎっくり腰になりやすい人

ぎっくり腰になりやすい人
このぎっくり腰は、上記の原因を起こしやすい人となりやすい状態があります。やはり同じ姿勢を取り続ける仕事はなりやすく事務員などのオフィスワーカー、タクシーやトラックなどのドライバーなどの仕事に就く人です。

またこれに限らず同じ姿勢を続けているような職種に就いている方は発症しやすいとされています。それだけ筋肉が固まってしまうことがぎっくり腰を起こしやすいと言えます。

ぎっくり腰になりやすい状態

そしてなりやすい状態とは、腰の筋肉が慢性的に疲労し硬直している、骨格に歪みがある、運動不足や栄養不足が原因で骨格や筋肉が弱まっている、長時間の運転での疲労などです。また精神的なストレスも関係しており、精神的な緊張が腰の筋肉機能を低下させるとされています。

完治まで

まずは安静に

このような、きっかけとなるなりやすい状態を改善すればぎっくり腰は完治に向かうのではと考えられますが、強烈な激痛により動けませんので、まずは安静にするのが基本です。

しかしぎっくり腰の状態では腰の筋肉は縮まっている状態ですので、いつまでも安静にしていると筋肉が固まり痛みが取れなくなってしまう恐れがあります。ですからぎっくり腰は動かせるところからできるだけ徐々に動かしていくことが大事です。その方が治りも早く、治った後の違和感も取れやすくなります。

治療法

具体的な治療法として医療機関では、薬物療法神経ブロック療法理学療法などがあります。薬物療法には痛みを和らげる目的で内服薬や湿布や塗り薬などが処方されます。ともに痛みを緩和するのが目的です。

神経ブロック療法は、神経周囲などに麻酔薬を注入することで痛みの伝わりを遮断させます。理学療法はコルセットやサポーターなどを使用し腰部を安定させます。その他では血行を良くする温熱療法があります。

 

寝具の見直し

寝具の見直し

そして生活習慣に原因があるぎっくり腰ですから、同じ姿勢が長い睡眠中にどれだけリラックスできるかが発症の確率にも大きく影響があるとされます。そして寝る姿勢も然ることながらマットレスの選択が大事となります。

そこでぎっくり腰に良いとされるマットレスを挙げると、体圧がうまく分散される凹凸のあるもの、通気性のあるもの、やはり日本人に適している日本製の商品を選ぶのが良いとされています。