腰痛解消のお灸の効果

重い物を持ちあげようとしたり運んだりしたとき、また日常生活の中で立ち上がろうとしたときや物を取ろうと屈もうとしたとき、そんなちょっとした運動や動作で痛めてしまって起きるのが『腰痛』です。

また急性での痛みの他にも、仕事や家事の疲れなどからくる慢性の痛みで悩む方も多いかと思います。今回はそんな腰痛に対して、誰でも手軽にできる“お灸”を使った治療法をご紹介します。

“お灸”を使った治療法

最近、若い女性の間でも密かなブームとなってきており、テレビや新聞などで取り上げられることも多くなってきたお灸。薬局の他、雑貨屋などでの並べられた商品を見ることができるようなるなど、広がりを見せています。

そもそもお灸は体のどこにすればいいの?という疑問を持つ方がいらっしゃるかと思います。基本的には東洋医学で使われる経穴という体のあちこちにある点、いわゆるツボに据えて行うものですが、それ以外にも痛みの中心部に置いても効果があります。

なので腰が痛い場合は腰の痛い場所にお灸をするのが効果的なのですが、そもそもお灸は自分で自分の体に据える分には何も問題はないのですが、他の人にやってもらおうとすると、その人が国家資格の『灸師』という免許を持っていなくてはいけません。

火を使うお灸を腰にする場合、事故を防止するためにもうつぶせの状態で誰かにやってもらうことが望ましいです。なので今回は、さきほど紹介したツボを使って自分でもできるお灸を使った腰痛解消の方法を紹介します。

お灸を使った腰痛解消の方法

お灸を使った腰痛解消の方法

どれくらい我慢すればよいの?

まずお灸をする場合、どれくらい我慢すればいいのかという点ですが、無理せず熱さを感じたら取り外したり、今までしていたところのすぐ脇に動かすなどしてください。無理に熱さを我慢すると、水ぶくれなどのやけどの症状が出る場合がありますので注意が必要です。

またお灸が終わったけど何も熱さを感じなかったという場合もあります。こうゆう場合には皮膚の状態を良く見て、水膨れや強い発赤などの症状がなかったらもう一度据えてみてください。それでも何も熱さを感じない・感じたけど鈍いという場合には、何日か続けてお灸をすることで徐々に熱さを感じてくるようになってきますから気長に続けてみましょう。

腰痛に効果のあるツボの紹介

それでは腰痛に効果があり、自分でできるお灸のツボの紹介をします。

『委中(いちゅう)』

まず紹介するツボは『委中(いちゅう)』というツボです。この委中というツボは、膝の裏側にあり、急性・慢性どちらの腰痛の治療にも使われます。

腰が痛いかたはこちらのツボを押すを強い痛みが出る傾向が強いです。お灸をする際は、膝の裏側が見えるように脚を横に倒した状態で、片方ずつ据えるのがいいかと思います。

『太谿(たいけい)』

次に紹介するツボは足首にある『太谿(たいけい)』というツボです。このツボは足の内くるぶしとアキレス腱の間のくぼみにあり、足の冷えにも効果があります。また女性の方の生理不順生理痛にも効果があるツボですので、そういった症状で悩んでいるかたにもおすすめです。

『崑崙(こんろん)』

内くるぶしとアキレス腱の間にある太谿、その反対側である外くるぶしとアキレス腱の間にある『崑崙(こんろん)』というツボも腰痛に効果的なツボです。背骨のそばにある部位が痛む場合に特に効果があります。また足の疲れやむくみの解消にも使われます。

『中渚(ちゅうしょ)』

次は意外かもしれませんが、手にあるツボを紹介します。手にあるツボも腰痛に効くんです。まずは『中渚(ちゅうしょ)』というツボ。このツボは手の甲、小指と薬指の間のくぼみに取ります。腰痛以外では耳鳴りや頭痛などの治療に使われます。

『外関(がいかん)』

そしてもう一つ、腕のツボで『外関(がいかん)』というツボも腰痛に効果のあるツボと言われています。外関の場所は手の外側の手首中央から指2本分肘に向かって横に置いた部分にあります。この外関は腰痛の他にも歯の痛みや肩の痛みのときにお灸をしても効果があります。

ツボの探し方

どのツボも腰痛の症状がある場合には、指で押してみると多少の痛みが出るので、その反応で探してみるとわかりやすいかと思います。以上、腰痛解消におすすめなツボを使ったお灸についてご紹介しました。

最後に

最後に

今回紹介したツボはお灸以外にも、親指を使って指圧したりするだけでも効果があります。その時は痛みが強く出るほどぐりぐりとは押さずに、優しく揉むように刺激してください。一度起きると治るまでつらい腰痛は、できれば未然に予防したいところですよね。

日常的に運動をして筋肉を付けたり、ストレッチなどをして筋肉を柔らかくすることも大切です。また寒い時期は筋肉が固まりやすく、腰痛が出やすい季節ですので、腰にカイロを貼るなどして冷やさないことも大切です。

あとは就寝時に体に合わないマットレスや、硬い床に直接眠ることも腰痛を起こす要因です。眠っても腰が痛くて休んだ気がしないという時には、自分の体に合ったマットレスやお布団を探すのもいいかもしれません。

また今回紹介したツボへのお灸は、腰痛が出る前にやることで腰痛の予防にもなりますので、ぜひ活用してみてください。